新型コロナウイルスにより沢山の人の生活が一変してしまったのではないでしょうか。
今回は、カナダ在住ミニマリストの生活にはどんな変化はあったのかお伝えします。
新型コロナウイルスによる生活の変化
日本よりも感染者が多いカナダ。ほとんどのビジネス、公共施設が閉鎖されています。そうなると国民は家にいるしかなくなるわけです。

仕事に関しては、自宅勤務している人、一時的に解雇された人、シフトを減らされてしまった人、仕事をやめざるを得なかった人と様々です。

私はもともと引きこもり主婦のため普段と変わらぬ生活をしております。日本にいる実家の両親や親戚が心配になる時がありますが、今の生活にそこまでストレスを感じていません。
カナダ在住ミニマリスト夫婦に、新型コロナウイルスのパンデミックにより起こった生活の変化はこんな感じです。
- 今までは週末に出かけていたが今はゴミ出しか買い出しにしか外に出ない
- 買い物は出来る限り行かない、一ヶ月に1回くらい
- 夫がシャワーを浴びる回数が増えた
- プラスチックフリーの生活が難しくなっている

面倒臭い?新しいルーティン
新型コロナウイルスのパンデミックにより、我が家では新しくルーティンができました。
- 夫には仕事から帰ってきたらシャワーを浴びてもらう
- 夫が帰ってきたら夫の着ていた服を洗濯機へ入れる
- バスルームやドアノブの除菌
- 夫の身に付けていた物は全て除菌
- 食品などの買い出し後は商品を全部除菌
買い物した後の除菌の方法は、こちらのYoutube動画で見ることができます。
新型コロナ後はミニマリストの流行は終わる?
物がない生活だけがミニマリズムではありません。
所有物だけでなく、情報や感情、全てのことに対する執着を減らしていくことが大切です。
世界がパニック状態でも正確な情報を見極める力、非常事態時に自分に必要なもの・ことを選択できる力がミニマリストには身についていると思います。
無駄なもの・ことを減らしているからこそ、本当に必要な行動が取れるのではないでしょうか。
我が家では周りがパニック買いに走る前に、徐々に必要な物を買っていきました。こうして備えはできていました。

ノンエッセンシャルビジネス(不要不急のビジネス)はカナダでは現在閉鎖中です。日本でも不要不急の外出を自粛するように言われています。
これを機に「必要だと思っていたけど実は必要ではなかったもの・こと」が皆さんの中ではっきり分かってくるのでは?
そうなると、これからミニマリズムはもっと広がって当たり前になっていくのかもしれません。
外出の制限、ミニマリストでいて不便なことは?
ミニマリストは持ち物が少ないのでいざと言う時に困るだろうとTwitterなどで言われているのを目にしました。
実際にこの状況で暮らしてみて、ミニマリストでいて不便なことはありません。
いろんなことを想定して、住む場所、家賃、仕事など生活の基盤を固めているので、その結果現在も以前とほとんど変わらず暮らしていけています。
今この状況で、もしローンやクレジットカードの支払いがあったら非常に苦しかっただろうと思います。我が家は賃貸暮らしですし、車は持っていませんのでローンや維持費がかかりません。
徒歩圏内に夫の職場、スーパーやホームセンター、八百屋などがあり、買い物時に三密になり感染の危険が高まる公共交通機関を使う必要もありません。

もし夫が仕事を一時的に解雇になったとしても、政府の援助でいただける額で十分に生活ができるので経済的な不安もありません。
背伸びをしない、無理をしない、見栄を張らない暮らしは心の余裕につながります。
もともと必要最低限のもので暮らしているので、ないなら無いで暮らしていける知恵があります。
小さく暮らしていると、こういう予想外のことが起きたときに焦らずに済むと言う事がわかりました。
見栄をはらず身の丈にあった暮らしをすることは、いざというときに大いにセキュリティになります。