「How dare you!」(よくもそんなことを!)と大人に怒りをぶつけた16歳の環境保護活動家グレタ・トゥーンベリ。(グレタ・トゥーンベリと訳されていますカナダのニュースではグレタ・トゥンバーグとなっています)
彼女は昨年たった一人で気候変動対策への抗議を始めたのです。
グレタさんは北米で大勢の人たちとストライキを行ないました。
たった一人での抗議から、わずか一年で国連演説をするまでになった彼女。
大人たちの、彼女に対してのバッシングに呆れるばかりです。
本題から目を逸らし批判しかしない大人たち
一部の大人たちはグレタさんを「精神病」「洗脳されている」などと言います。
彼女が旅の途中に食事風景をインスタグラムに載せればプラスチックまみれな生活と批判。
そして更に誰かがその画像を加工しツイッターなどで拡散しているのです。(日本の有名人も拡散しています)
彼女のやること全て、揚げ足を取らないと気が済まないのでしょうか。陰湿ないじめみたいです。
本当に大人気ないと思いませんか。
彼女は世の中に疑問を持ち追求していき、夜眠れないほど地球のことが心配になってしまった純粋な心を持つ16歳の学生なのです。
学校に行かないで抗議活動をしていることを批判する人たちもいます。彼女は「大人たちがやらないから、私たちがやっているのです。」と反論しています。
そんな彼女を、一部の大人たちは本題から焦点をずらし意味不明な批判をするだけ。
異常気象が日常になっている今
日本各地で川が決壊し死者が多数出ている大型の台風、夏の猛暑や洪水。アマゾンの火災。
ここカナダでも毎年、大規模な森林火災が起きスモッグに悩まされています。
近年、命に危険を及ぼすほどの異常気象や自然災害が、より頻繁に起こっていると思いませんか?
「地球温暖化は嘘」「陰謀」「異常気象は今までも繰り返し起きていることだから大丈夫」と言う人たちがいます。私は、地球に起こっていることは嘘でも陰謀でもなく目に見える事実だと捉えています。
科学者たちも人間が引き起こした気候変動を「デマでも陰謀でもない自然科学上の現実である」と警告を鳴らしています。
私たちにできる事
- プラスチックを使用しない または プラスチックの使用をできるだけ減らす
- 自動車の利用を減らす
- ヴィーガン食に移行する または 肉・乳製品を食べる量を減らす
- 食品ロスを防ぐ(使い切る・食べきる・作りすぎない)
- 古着屋・リサイクルショップを利用する


このうち最も個人が効果的に貢献できることは肉の消費量を減らすことだそうです。
シンプルな生活をすると自然と環境にも優しくなっていきます。


世界は動き出している
ゼロウェイスト、プラスチックフリー 、ヴィーガンなど環境に優しい様々な活動をする人が増えてきています。グレタさんの言うように若者たちは気づき始めています。
人間は知能が高いからこそ、動物性食品やプラスチックの代替品を開発したりできるわけです。
一人一人が環境のためのより良い選択ができるわけです。
自らの頭で考え行動するグレタさんを見て、子供から大人までより多くの人々が気候変動や環境問題について興味を持ったのではないでしょうか。
彼女の言葉には情熱と行動が伴っています。良くも悪くも注目を集めていますね。
無関心な世の中を一人の少女が動かしたのです。