ゴミ屋敷になる前に実家の片付け!片付けられない親をその気にさせる方法

筆者は小さい頃から常に物で溢れた家で暮らしていました。というわけで実家は正直ずっと汚部屋状態でした。しかし現在、実家はちゃんと片付いています。

今回の記事では筆者がどのように汚実家を脱出させたのか、お伝えしています。




片付けられない背景

今の若い世代は元から物欲がそんなになかったり、無駄遣いを避けたりする人が多いような気がします。お給料が少なすぎて欲しくても買えないという事も正直ありますが。

世の中には物を所有している事で安心感を覚える人たちがいます。親世代、特に祖父母世代ではそれが強い気がします。

では、家に物がありすぎると何が起こるでしょうか。

家の中に物が多すぎると自分が何を持っているか把握するのが難しくなります。把握できないとどうなるかというと、把握できていないとストックしてあるのか不確かになり、不安から更に物を買うという悪循環に陥ることになります。同じ物を買ってきてしまう失敗が増えるのです。

そうなると収納も沢山必要になります。家の大きさは引っ越さない限り変えられません。そんなこんなで物で溢れた家になってしまうのです。

片付けられない親の心理

昔からの固定概念や過去の栄光に取り憑かれていたりします。

例えば、

  • 来客用のスリッパや来客用の布団は絶対に必要だという固定概念
  • もらった物(贈り物)は捨ててはいけないと思い込んでいる
  • 物を捨てるとバチが当たると思い込んでいる
  • 日用品は大量のストックが必要と思っている
  • 若い時に着ていた服をまた着られる日が来るかもしれないと思っている
  • 思い出の品やアルバムはとっておくべきと思っている
  • もしかしたら高値で売れるかもしれないと思っている
  • 価値があると思っているので子供たちに遺したいと考えている

などです。勿体無いと言って高価な物は使わずに取っておく傾向もあります。

筆者が実家を汚部屋から脱出させた方法

一応こちらの意見を真剣に言ってみると素直に聞いてくれるかもしれません。もちろん自分の家や部屋が片付いていることが大前提ですよ。そうじゃないと説得力に欠けてしまいます。

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片付けられない親に苛立ってしまうかもしれません。しかしまずは、

  • 物を減らせば片付けが楽になる事
  • 物を減らすという事は不用品を捨てる事
  • 探しものが減る事
  • 物がたくさんあると整理整頓が難しい
  • 物を減らせばホコリが溜まりにくく空気がきれいになる事

などを教えて、優しくアプローチするのが大切です。

正直に、「汚部屋すぎてあまり立ち寄りたくない」「将来不用品の片付けを押し付けられるのは困る」「ゴミ屋敷になったら悲しい」と本音を言ってもいいかもしれません。

もしお子さんがいたり将来子供を持つ予定なら、「片付いていない家だと子供を連れてくるのを躊躇ってしまう」と言うのも効果的です。

次は筆者が、片付けられない親に実際にやって効果があったことをお伝えします。

不用品回収の業者を呼んで見積もりを出してもらう

筆者の実家には以前、使っていない不要な家具や物が沢山ありました。その家具を取っておくために、なんと筆者の父は何十年もの間、倉庫まで借りていたのです。将来使いもしない家具のためにお金を使うのはどうかと思います。

いくら親のお金で使い方は本人の自由といえども、その無駄なお金を筆者は親の老後のために貯めてほしかったのです。

そこで、筆者は不用品回収の業者(買取もしてくれる)を呼び無料見積もりをお願いしました。もちろん父の立ち会いのもと。

回収費用は、鉄屑などの買取金額を差し引いても10万円ほどかかるという見積もり。父は、倉庫にあった家具や物には価値があり売れるものと思っていたのでがっかりしていました。これでようやく処分することに納得してもらえました。

このように厳しい現実を思い知らせてあげると効果的な場合があります。

その後、父は本気を出して倉庫を片付け始めました。トラックを借り、筆者も手伝い倉庫は空に。契約も解消し月に1万円以上のお金の節約になりました。

子供のアドバイスは素直に聞けない場合、こういったようにプロを呼び現実を突きつけるのも効果的です。

捨てる時、売る時は本人と一緒に

不用品ばかりとはいえ、彼らのものなので捨てる時や売る時は一緒に。一つ一つ捨てていいか確認しながら捨てましょう。あとから、あれがなくなったこれがなくなったと文句を言われるのを防ぐためにも必要なことです。

正直面倒くさいですよね。「そんな物いらないでしょ?!」と言いたくなる場面が度々やってきます。しかし相手にとっては必要な物らしいので何も言わないでおきましょう…。

大量の洋服は、処分していいものを選んでもらいメルカリで売りお金に変えました。そうしたら次々とメルカリに出品するために不要な服を出してくるようになりました。親が自分で出品できるように使い方を教えてあげるのも親孝行のうちではないでしょうか。

手助けしすぎないことも大切

実家片付けの際、整理整頓までやってあげたいところですが、そこは本人たちにやってもらいましょう。物がありすぎる場合の整理整頓の大変さを本人が身を持って実感する必要があるからです。

例えば不用品の詰まった重たい箱が家中に乱雑に置いてあるとします。親はそれをきれいに並べ替えたい。それを歳の若い子供世代が移動させるのは簡単。

手伝ってあげたくなるかもしれないけど、まだ親に体力があるならまずは本人にしてもらった方がいいです。どうしてもできないなら助けますが。

不用品の処分もそうです。クラシファイドサイトで売るのも一手間がかかります。粗大ゴミに出すにも処分費用運搬に人手(人件費)が必要です。

筆者の場合は、その後親だけでできるように、最初だけ一緒にゴミ処理場に行ったりして捨て方を見せました。

不用品を溜めるとこんな重労働が待っているという事を思い知る事が大切です。「あとで面倒くさいから不用品を溜めるのはやめよう…」という気持ちになり、リバウンド防止に繋がります。

よほど高齢か体が不自由な親でない限り、手助けのしすぎは本人のためになりません。

気長に構える

どうして捨てられないの!?とイライラさせられる事もあると思います。特に実の親だとそうなりがちです。

しかし、無理強いは良くありません。言われれば言われるほど、意地になって捨てなくなってしまう人もいます。

結局、本人に委ねるしかないのです。本当に困ったら(切羽詰ったら)やるかもしれませんし、その人の中で現実を受け入れ片付ける気になるタイミングがあるはずです。将来のためにも、早く説得を開始するのが吉ではないでしょうか。

もし、うまく説得できなくても自分を責めないでください。たとえ家族でも力になれることには限界があることを覚えておきましょう。

最後に

物が多いまたは汚実家の片付けは早いほうがいいです。親が年老いていくという事は、子である自分も老化していくという事。自分がまだ体力があるうちに何とかするのがいいのかなと筆者は考えます。

そして、手がつけられなくなり業者に頼む事になれば、お金がかかります。不用品にお金を払うほど無駄な事はありません。とはいえ、素直にアドバイスを受け入れてくれるなら一緒に片付けられて楽ですが、実際はなかなか一筋縄にはいかないものです。

親が生きている間に片付ける気になってくれて、費用もちゃんと出せるならいいですが。自分も年老いた時に貯蓄してこなかった親の遺品整理となると…ちょっと怖くないですか?

というわけで筆者は両親が高齢になる前に汚実家を片付けました。現在は、両親なりに片付いた部屋をキープしてくれています。