ここカナダではお家の庭や道端に野生の姫リンゴが生えていて、夏になると沢山の実をつけます。このリンゴを“クラブアップル”と言います。
タンニンを多く含んでいてとっても酸っぱいので、アップルサイダー(リンゴ酒)に最適なのだとか。酸味が強く苦味もあるので生では食べられません。
このクラブアップルを沢山いただいたのでインスタントポットを使ってアップルバターを作ってみました。
お裾分けのクラブアップルで手作りのアップルバターを作るって、なんだかすごくカナダらしいじゃないですか。
このアップルバターがすごく美味しかったのでレシピをシェアしたいと思います。
アップルバターって何?
リンゴのピューレ(アップルソース)を砂糖とスパイスと練り上げて作るペーストです。なんだか餡子のような作り方!バターと名前に付きますが、本場のアップルバターに乳製品のバターは入っていません。
ジャムとは一味違う、リンゴをじっくり煮たペーストはとても滑らかで最高に美味しいです。
アップルバターの使い道
スプレッドとして
パンケーキやトースト、バゲッド、ワッフルに塗って食べる
お菓子作り
パイやマフィンのフィリングに使用する
味付け
ヨーグルトやオートミール、アイスのトッピング、料理の下味に使用する
ソース
お肉料理のソースやチーズ、ドレッシングに混ぜ込んで使用する
インスタントポットで作るアップルバターのレシピ
もちろん鍋でじっくり煮詰めて作ることもできますが、かなり時間がかかります。
インスタントポットや圧力鍋があれば短時間で作ることができます。
今回はクラブアップルで作りましたが、普通のリンゴでももちろん作ることができます。糖度の高いリンゴで作る場合は砂糖の量を調節してください。クローブパウダーはなかったらなくてよさそう。
私の持っているインスタントポットのサイズは3クォートです。

材料
- クラブアップル 15個くらい
- 砂糖(またはその他甘味料)1カップ
- シナモンパウダー 小さじ1
- クローブパウダー 小さじ2分の1
- 水 4分の1カップ ※カナダの1カップは250ml
まずはアップルソースを作る
リンゴの芯の部分を取り小さく切る。(どんな切り方でもOK)
インスタントポットのMAXメモリのところまでリンゴを入れる。
水を加えてハイプレッシャーで5分加熱後、自然に圧が抜けるまで待つ。

インスタントポットの使用方法をよく守ってくださいね。
ピンが下がったのを確認したらバルブをリリースの位置にして蓋を開ける。
火が通って柔らかくなったリンゴをブレンダーでピューレ状にする。(私はVitamixを使いました)
砂糖、スパイスを加えて煮詰める
リンゴピューレをインスタントポットに戻したらsauté機能をlessに設定。(sautéボタンを数回押すとlessに設定できます)タイマーはとりあえず30分に設定します。
ピューレに砂糖とシナモン、クローブを加えて木ベラなどで焦げないようにかき混ぜる。ひたすら練ります。
この時ピューレが沸騰してくると、あちこちに飛ぶので気をつけてください。
30〜40分練り、水分が飛んでかき混ぜた時に底が見えるくらいもったりしたら完成です。
トーストやバゲットに塗って、甘酸っぱくて濃厚なアップルバターを味わってみてください♪
煮沸消毒した瓶に詰める
ボンヌママンの空き瓶を再利用。ジャムの瓶に2つ分できました。
冷えると更にもったりとした感触になります。見た目はキャラメルのようですね。
以上、アップルバターのレシピでした。最後までお読みいただきありがとうございました。