夫やパートナーが気づかない、妻がやっている細かい家事。それを「見えない家事」「名もなき家事」というそうです。
見えない家事と名もなき家事。ミニマムに暮らせば、その数もミニマムにすることができますよ。
見えない家事・名もなき家事とは
名もなき家事
洗濯や掃除など名前がある家事とは異なり、名前はないけれど当たり前にやっている家事のことを言います。
”ゴミを捨てる”ことだって、ゴミ収集場やリサイクルに持っていくだけではありません。
✔︎ ゴミ出し→ゴミを各部屋のゴミ箱から集めて分別、ゴミ収集場に持っていく。
✔︎ リサイクル回収→ペットボトルのキャップを外す、缶をつぶす、ラベルを剥がしてからリサイクルへ。
このようにゴミを捨てるという行為も小さな作業からできています。
ベッドや布団を整える、食器やグラスをさげる、ペットや植物の世話など当たり前のことですが、夫やパートナー、家族がそれらを家事として認識していない家事が存在します。
見えない家事
トイレットペーパーの補充やソープの詰め替え、食材や日用品の在庫管理、食事の献立を考えるなど、見ていない・知らない間に進んでいる家事のことです。
ミニマリスト夫婦の家における見えない家事・名もなき家事
玄関
- 玄関の靴を整える
- 靴の衣替え
リビングルーム
- 家具・家電の埃取り
- 夫が散らかしたものを定位置に戻す
- 窓を開けて換気
バスルーム
- 鏡・ガラスについた指紋や飛び散った水を拭く
- 夫が使った後の水浸しのシンクを拭く
- トイレットペーパーの補充
- ハンドソープの詰め替え
- 排水溝掃除
- 風呂のカビ取り
- トイレ掃除
- タオル交換
- 換気扇の埃取り
ベッドルーム
- 前に洗濯したものから使ってもらえるよう洗い立ての下着や靴下Tシャツを底に仕舞う
- 夫が脱ぎ散らかした服を拾って洗濯カゴに入れる
- 窓を開けて換気
キッチン
- 冷蔵庫の掃除
- ゴミ箱を洗う
- 使用済みふきんやタオルを洗濯カゴに入れる
- 製氷機に水を入れる
- トースターや電子レンジ内の掃除
- 献立を考える
- リサイクルゴミをコンパクトにまとめる
- 瓶や缶を洗ってからリサイクルの箱に入れる
- レシートの整理

我が家の見えない家事・名もなき家事はこんな感じです。ミニマリストになる前は、もっと細かくやることがありました。
たとえば
- 床のものを移動させて掃除機をかける
- 各部屋のゴミ箱からゴミを集めて捨てる
- 風呂場のシャンプーボトルの底のぬめりをとる
- 掃除道具自体の掃除
- 洗剤の詰め替え
- 調味料詰め替え
- 押入れの掃除(中身を出して埃取りや拭き掃除)
など数え切れないくらいに…笑
解決策
ミニマルに暮らせば自然と減る
共働きの家庭では、この小さな見えない家事のおかげでどちらかの負担はさらに増える事でしょう。物が増えれば増えるほど、手入れしなければならない物、管理しなければならない物が増えていきます。
ミニマムに暮らせば自然と見えない家事が減り、イライラも減少。自分のご機嫌は自分で取るしかありません。

ゴミ箱は各部屋に置かず一箇所だけに置く、食器を増やさない、詰め替えはしないなど工夫して細かい家事の負担を減らすことができます。


レジ袋やポリ袋など、家に無駄なものを入れなければ管理にも困りませんよね。日用品のストックを減らせば掃除や管理が簡単になります。


認識のズレを確認して家事を分担
見えない家事・名もなき家事でカップルのどちらかに負担になってしまうのは、認識やこだわりのズレによって起きることです。相手が良かれと思ってやったことが、やって欲しかった内容とズレていてイライラしてしまったり。
そういう時は、こうして欲しいとちゃんと伝えることが大切です。相手に効率の良い家事のやり方を教えてあげるのもいいですよね。
見えない家事をリストアップして相手に見せるのもありです。そこから相手にできそうな事をピックアップしてもらい、家事を分担しましょう。
さいごに
一番大切なのは話し合うことです。特に男性の場合、言わないと気づかない・わからない人が多いので。
気付いたほうがやればいいと思う小さな家事ですが、気付かなければやらないのです。
気付くか気付かないかは人次第ですが、一般的に女性のほうが細かいことに気づきやすいようです。だから世の女性は男性のパートナーが家事をやってくれないと腹を立ててしまうのかもしれません。
しかし、細かいことに気づくか気づかないかは人によります。男性のほうが気付いてやるカップルもいます。どちらも細かいことは気にしないカップルだっていますよね。
筆者の家でも、夫は知らない・立場が逆転したら夫はやらないであろう細かな家事はあります。
筆者の夫は本当に細かい事が気にならない大雑把な性格で、細かい事に気付く筆者を神経質だと思っています。笑
