ミニマリストというと「少ない物で生活する人」「シンプルライフを追求している人」「不用品は即捨てる」のようなイメージがあると思います。
本来、ミニマリズムは「捨てる」「買わない」「モノトーンでおしゃれな暮らし」のことではありません。
「本当に必要なもの大切なものだけに焦点を置く」ことで“物”への執着を取り除き本当の自由を手に入れる思考が大切です。
今回の記事では私が思うポジティブな”ミニマリスト思考”を手に入れる方法について書いています。
ミニマリスト思考になりたい
自分軸思考でミニマルライフを手に入れる
他人が持っているものを自分も欲しくなるということは、誰にでも起こる感情です。
特に子供の頃は「あの子が持っているゲーム、私も欲しい」と親に友達と同じゲームや物を買って欲しいと頼んだりしたものです。
子供の頃の「楽しそうだから、あの子と同じ物が欲しい」「着たいから着る」「やりたいからやる」という純粋な感情だったのが、

兄夫婦が家を買ったからうちも買わなきゃ

お金がないけど友達が海外で式挙げたから私も海外で式をしたい

友達からもらったプレゼント、捨てたら嫌われちゃうかも…

親戚の子がお受験したからうちの子も…

彼が好きそうだからワンピースを着て行こう
など、大人になるにつれて人によっては他人に感化されやすくなってしまいます。
「私も〜しなくてはならない・〜を持っていなければならない」のような執着心や罪悪感、ひどくなると脅迫概念のようなものに変わっていくのではないでしょうか。

自分軸で考えているように見えても、実際は他人と比べることで生まれた劣等感を“もの”や“こと”で埋めようとしているのかもしれません。
そこで、「自分にとって必要なものはなにか」「本当に自分が手に入れたいものは何なのか」をしっかりと考えることで、“物”だけでなく人間関係や仕事、SNS、不安や怒りまでミニマルにすることができます。

他人に合わせるよりも心の声に寄り添って
他人軸で生きていくことは、自分を他人や社会に合わせていく生き方です。
自分がどう思うかより先に、他人がどう思うかを考えて行動しがちになります。
見た目や持ち物、仕事など…社会に適合することは時として大切ですが、やりすぎると自分にとってストレスになることがあります。
さらに、”自分”がどうしたいのか、どのように生きたいのかがわからなくなってしまいます。

反対に自分軸で生きている人は、自分が楽しいかどうか、自分の気持ちが最優先になります。
決して自己中心的と言うことではありません。自分の心の声に耳を傾けるということです。
自分軸で考えることによって自分にとって大事なものは何かはっきりわかるようになっていきます。

自分軸を強くする
自分自身を尊重することで、自分軸を強くすることができます。
「親が喜ぶから」「彼が喜ぶから」「友達が勧めるから」と他人のものさしで判断するよりも、一旦考えをリセットして、「自分がどうしたいのか」で物事を選択する練習をしましょう。
自分自身のものさしで決めたことであれば失敗しても自己責任です。
他人に言われて判断したことで失敗するよりも自分の判断での失敗であれば、他人を責める気持ちが生まれず、ダラダラ後悔することが減ります。

情報過多で自分軸を失わないために
インターネットは便利なツールです。
しかしインターネット社会と適度な距離を保てないでいると、頭の中が情報でいっぱいになり自分の気持ちがかき消されてしまうことがあります。
- SNSでキラキラした投稿を見て起こる焦燥感や劣等感。
- テレビのコマーシャルを見て湧く物欲。
〜したい、欲しいという気持ちは時に向上心につながります。けれど、それにストレスや借金が伴うなら考え直さなければなりません。
自分周りから刺激を受けて複雑な気持ちや物欲が湧いた時には、一晩考えを寝かせてみてください。
デジタルデトックス
インターネットやテレビ番組、CMから入ってくる情報は多すぎて、もしかしたら自分自身の判断力を鈍らせてしまっているかもしれません。
デジタルデトックスで情報との健康な距離を保つことで自分自身の心の声が聞こえやすくなります。
SNSやテレビを見ない日を作ったり、登録しているSNSの数を減らしたり、スマホの電源を切ったり、できる範囲でデジタルデトックスをしてみてください。
私は他人に感化されやすいので、SNSの利用はTwitterのみ・フォローする人も最小限にし、閲覧も最小限にしています。テレビも、CMがないNetflixでドラマや映画を見ています。
さいごに
自分の気持ちを大切にしていると、本当に大事なものがわかってくるということをお伝えしました。
ブレない自分でいることは、情報が溢れる現代社会において、とくに同調圧力の強い日本において難しいことです。
だからこそ、ちょっと社会から距離を置いて一旦心を休めてみると、違ったものの見方ができるように思います。
なかなか難しいことですが、一度自分自身を優先して、ちょこっと心をリセットする努力してみるとこれからの生き方が変わってきますよ。