特に海外の有名なミニマリストの中には、「成功して大金を稼いで欲しいものを全て手に入れたけれど、それは本当の幸せじゃなかった」といってミニマルライフに移行する人が多いように感じます。
でもそれって、ごく一部の人間だけの話。
こだわりのおしゃれ家具に囲まれて、上質な生地で作られたモノトーンの服を着て、生活感のない部屋で暮らすミニマリストを目にして、ミニマリストはお金がないとできないと私は思っていました。
でも実際は、やろうと思えば誰にでも始められるライフスタイルだったんです。
思い立ったその日からミニマリストになれる
ミニマルライフは道具もセミナーも必要ない、思い立ったその日からできるライフスタイルのひとつです。
ミニマリストっぽい家具も服も必要ありません。そればかりに拘っていてはミニマリズムの本質から外れてしまうのではないでしょうか。
「今」何を持っているのか、何ができるのかに焦点を当てることから始めましょう。
もう自分に必要なものは全て持っていると気付くはずです。
めちゃめちゃ浪費家で貯金ゼロだった私でもミニマルライフを始められた
私は以前めちゃめちゃ浪費家で、結婚するまで貯金ゼロで生活していました。
知識がなく知らぬ間にクレジットカードはリボ払いにしていた上に、ローンや保険料、高い携帯料金で毎月給料ギリギリの生活をしていました。
そんな貯金ゼロ・知識ゼロから始めたミニマリスト生活だったのです。
持ち物を最低限に減らす過程でわかったのが、お金がない時に所持品を減らすのは心理的に難しいってこと。
なぜなら困窮しているときは、「捨ててしまって、もしまた必要になった時に買うお金がない…」と不安になりやすいからです。
不安にならないためにできることから始める
“買わない”を徹底する
ミニマリストになろう、または最低限の物で暮らそうと決めて、とりあえず物を捨てるのが不安でも先にできることはいくらでもあります。
それは捨てることよりも買わないことを徹底することです。
今持っているものに焦点をあてれば、持っているものを使って工夫して暮らせるようになる。
家に物を入れることを止め、所有物だけで生活することで自分の所有物をちゃんと把握する良い機会になります。それに本当に必要な物を見つけることが簡単になりますよ。

“物以外”のことをミニマルにしてみる
ミニマルにできるのは物だけではありません。
銀行口座や生命保険の見直し、サブスクリプションの解約、ダイレクトメールの停止、人付き合い、SNSなど所有物以外にもミニマルにできることがたくさん。
まずはその辺りから手をつけるのもおすすめです。

重複している物を捨てる・使い切る
たとえば、しゃもじが2つあったらひとつ捨てる。
ペンが何本もあったら使える物だけ残してあとは捨てる。
毎日少しずつ複数持っている同じような物の中から捨てて所有物を減らしていきます。
あとは今あるものを使い切ること。例えば化粧品やスキンケア用品など。新商品など買いたくなるかもしれませんがグッと堪えて今持っている物を使い切る。
溜まった試供品も積極的に使っていきます。
小さなことから始めてみる。
徐々に自分の中で、不用品を捨てることが簡単になっていくと思います。
さいごに
上記のことを繰り返すことで、自分にとって何が必要で何が必要じゃないのか学んでいくことができます。お金はかかりません。
ミニマルライフはお片づけセミナーにお金をかけなくたって、ミニマリスト御用達の新しい家具や服を買わなくたって手に入ります。自己流でOK!
貯金ゼロから目指すミニマリスト生活。好きな家具を置いた部屋に住み、好きな洋服に身を包み、理想を手に入れるのにはちょっと時間がかかるかもしれない。
でも、今の自分を認め、理想の自分に向かっていく過程を楽しむことも幸せのひとつではないでしょうか。