カナダではクリスマスがホリデーシーズンのピーク。
一月一日はクリスマスと違い、ショッピングモールもスーパーも営業しています。

企業は一日休みのところが多いようです。ホリデーシーズンも休まず働く業界の皆さんには頭が下がります。
カナダのお正月はまだクリスマスムード
年が明けてもカナダはクリスマスの飾りでキラキラと輝いています。年越しのイベントはクリスマスツリーやクリスマスのイルミネーションを背景に、打ち上げ花火で盛り上がります。
カナダのだいたいどこの地域でも、市がカウントダウンイベントを開催しています。筆者が住む都市では、家族向けに早い時間と、大人向けに夜中に二回も花火が上がりました。
カウントダウンイベントにはバンドの演奏があったり、フード屋台が来ていたり、市の施設を無料解放してアートショーなどが開催されていました。
12月31日は夕方から翌日の明け方まで市バスも電車も無料。飲酒運転防止のためです。そんなカナダの心遣いが好きです。
正月休暇がないカナダの年末年始スケジュール
- 12月23日 通常営業(平日の場合)
- 12月24日 短縮営業
- 12月25日 ほとんどのお店と会社が休業
- 12月26日 ボクシングデー(州によっては祝日)大バーゲンセールが行われる日です
- 12月27日〜30日 通常営業(平日の場合)
- 12月31日 お店も会社も短縮営業
- 1月1日 祝日 ほとんどのお店が営業または短縮営業
- 1月2日 通常営業(平日の場合)
こんな感じで、カナダでは1月2日から皆さん通常通り仕事に戻ります。クリスマスから年明けにかけて有給休暇をとる人たちもいます。
日本のように忘年会や新年会はありません。クリスマスパーティをしてくれる会社はあります。これが忘年会のようなものですね。
このクリスマスパーティにはプラスワンと言って恋人や配偶者、友達や家族を一人同伴していくことができるんです。
パーティはゲームセンターやボーリング場、遊園地を貸し切り、アートギャラリーや高級レストランなどで行われます。
飲酒運転防止のため、帰りのタクシー代を出してくれる会社もありますよ。
カナダで一般的なカウントダウンの過ごし方
① 家族や友人と家で新年を迎える
フィンガーフードや甘いものをつまみながら、お酒を飲んだりして、自宅か家族または友人の家でカウントダウン。各地のカウントダウンの様子をテレビで中継しているので、それを観たりおしゃべりしながらゆったり過ごします。
② パーティーやイベントに参加する
しっぽり過ごす人もいれば、人がたくさん集まるところで新年を迎える人たちもいます。クラブやバーでお酒を飲みながらワイワイと、または外で花火を観賞しながらカウントダウンを迎える人もいます。
その他、カウントダウンせずにいつも通りの時間に就寝する人も多いかと思います。
ミニマリスト夫婦の年越し
クリスマスはカナダ人夫の実家には帰らず二人で簡単なクリスマスディナーを食べ、自宅でのんびり過ごした筆者夫婦です。

さて、ミニマリスト夫婦の年越しですが、早い時間に行われたイベントに花火を見に行きました。幸いにも風もなく2018年の年末よりもはるかに暖かったので野外のイベントも大盛況!
クリスマスツリーやクリスマスのイルミネーションを背景に大きな花火を見る事ができました。クリスマスとニューイヤーが入り混じった、カナダのカウントダウンを満喫することができ満足です。
蕎麦を買ってありましたが、年越し蕎麦は食べず。お気に入りのファストフード店フレッシーで食事。

家に帰って、クラッカーとフムス、オリーブをつまみました。おせち料理は食べず、かわりに今年はヴィーガンハンバーガーです。(夫の希望)
前回は筑前煮と黒豆となますを作りましたが、今回は食べたいものを食べるカナダ式。
カナダではクリスマスの飾りをいつ片付けるのか
年末年始もクリスマスの飾りを出しっぱなしのカナダ。ご近所さんも飾りっぱなし。
いつ片付けるんだろうと思っていましたが、1月7日にコンドミニアムのエントランスのツリーの片付けをしていたので、だいたい皆さん1月7日まではクリスマスの飾りを出しておくようです。
追記:1月7日を過ぎてもクリスマスの飾りが出ている家がいくつかありました!・・皆さん気が向いた時にしまうようです。

まとめ
- カナダのお正月はクリスマスムード全開
- 忘年会や新年会はなくクリスマスパーティがある
- 年越しは家族や友人と家で過ごすかカウントダウンパーティへ繰り出すか
- 正月休みはないが年末年始に長期有給休暇をとる人が多い
- カナダで過ごす年越しはクリスマスの延長のようなもの
カナダでの年越しはこんな感じでした。
日本のお正月のように厳かな雰囲気はありませんし、ほとんどの人が2日から通常通り仕事に戻ります。
しかし、多くの人がクリスマスから年明けにかけて休みたいので年末年始の休暇申請は争奪戦のようです。
筆者は新年、お雑煮を食べずにトッポギを食べました。日本にいるときは、祖母の家に行き毎年決まった年末年始を過ごしてきましたが、カナダにいる今は自由です。
おせち料理を無理に食べなくていい、親戚の集まりにも参加しなくていいのは、筆者にとって実は嬉しかったりします。
長くカナダに住んだら、いつか日本のお正月が恋しくなる時が来るのでしょうか。