カナダの携帯料金プランってわかりにくいのでは?と心配なあなたへ。

今回はカナダの携帯料金プラン3つについて書いています
カナダの携帯料金プランはこんな感じ
カナダの携帯料金プランには3つのタイプがあります。
- 月額プラン
- プリペイド
- 2年契約
1.月額プラン(No contract)
月ごとの契約です。これには機種代は含まれませんので、自分で本体を持ち込むか一括で端末を購入する必要があります。いわゆる”2年縛り”はありません。
他社に乗り換えたい時や解約せざる終えない場合など、いつでも解約できるのが長所です。
自分がすでに持っている端末を持ち込んでプランを契約したい場合は必ずSIMフリーの端末を持ち込みましょう。自分が持っている機種がカナダで使えるかどうかはWillMyPhoneWork.netで確認できます。
2.プリペイドプラン(Prepaid)
自分が利用したい分だけ課金して、好きなプランを購入します。カナダのクレジットカードを持っていないカナダに来たての人、短期〜中期滞在者におすすめのプランです。

3.2年契約(2Year agreement)
スマートフォンや携帯電話を通信会社から分割購入し、携帯料金と端末代を毎月支払うプランです。
長期契約を結ぶ代わりに端末代が安くなるのが特徴です。2年契約が一般的です。
日本でも一般的なプランですね。
端末代の頭金を多めに払うと毎月の支払額が安くなります。端末代が安くなると言っても、このプランだと毎月の支払額が月額プランよりも高くなります。
途中解約は可能ですが、解約時に機種代の未払い分を一括で支払わなければなりません。
データ通信料金が高い
カナダの携帯料金は先進国の中でもかなり高い方だと言われています。その理由はデータ通信料金にあるんです。
Canada’s Communications Monitoring Reportによると、5GBのデータ通信が含まれる料金プランのコストは48ドル〜99ドル(2018年)となっています。
*データ通信量1GBの目安
動画再生…約4.5時間/メッセージアプリのやりとり…約50万回/LINE音声通話…約2000分
データ通信をたくさん使いたい人のために、Unlimited data planと言ってパケット定額プランのようなものがあります。
大手通信会社RogersのUnlimited dataプランを参考にしてみると、データ通信50GB・通話テキスト無制限のプランが125ドルです。(50GBを超えると通信速度が遅くなるが超過料金はなし)
契約したデータ通信量を超えると速度制限がかかり、場合によっては超過料金を請求されます。
ほとんどの会社は契約した通信量を超えた場合に通知がきます。もっとデータ通信を使いたい場合に追加料金を支払うシステムの会社と、そうでない会社があるので契約の時にしっかり確認しましょう。
データ通信の節約
- 公共Wi-Fiを駆使する
カナダには日本よりも公共Wi-Fi(公衆無線LAN)がある場所が多いので、散歩中にスマホで動画を見たり運転中にGoogle mapなどで地図を見たりしなければ、そんなにデータ通信を使わなくて済みます。
データ通信を使用しない時は、お使いの端末のデータ通信機能をオフにしておくと通信量を節約できます。
- 家族割を利用する
同じ会社で数個のアカウントを契約すると、データ通信量をシェアできるプランがあります。
例えばWi-Fiがある家にいることが多い人と、外出することが多い人ではデータ通信量の利用量が大幅に変わってきますよね。家族間でデータ通信量をシェアできると、家族が別々に契約するよりもお得になる場合があります。
請求が一本化されるので、生計を一緒にしている家族がいる場合は家計がわかりやすくなり便利だと思います。
筆者夫がカナダで契約しているプランはこんな感じ
筆者は他の記事でも書いたようにプリペイドプランを利用していますが、筆者の夫は”2年縛り”プランを契約して、端末代と通信料を毎月払っています。
契約する前にしたこと
- 日本から持ってきたiPhoneを使うか新しく購入するか決める
- 各通信会社でBYOPプランと端末代込みプラン契約の見積もりを出してもらう
夫が下した決断
日本から持ってきたiPhone SEがあったが、SIMカードが反応しないことがたまにあったのでiPhone8を2年契約で購入することに。見積もりが一番安かったVirgin mobile(Bellの子会社)で毎月45ドルのプランを選びました。
- データ通信250MB(とっても少ない)
- 普段はテキスト(SMS)も通話も制限あり
- 夜間、週末はテキストと通話が無制限
このプランにした理由
同じ内容で、iPhoneは持ち込み・SIMカードのみを月額プランで契約した場合の支払いは毎月35ドルです。夫の契約しているプラント10ドルしか変わりません。
ということは差額10ドルが端末代だとすると、2年間で本体に払う金額は240ドルということになります。
そうなると最初に新しいiPhoneを一括購入するより安く本体が買えるためこのプランにしました。
2年経ったら月額プランになり端末代も完済、月額も35ドルに下がります。
他の会社でも見積もりを出してもらいましたが同じ契約内容でも一番高いものだと85ドルと、Virgin mobileが提示してきたプランと40ドルもの差がありました。
最後に
日本でもカナダでも2年契約のプランは、ほとんど同じ仕組みです。
カナダの携帯料金プランは違約金などの隠れた費用などがほとんどなく、割と料金プランがわかりやすくなっていますね。契約自体もシンプルです。
SIMのロックも政府によって禁止されたので、カナダで販売されている端末はすべてSIMフリーです。
どの会社も料金システムは似たようなものですが、各会社ごとに割引きやキャンペーンの内容が違います。よく比較して、ご自身の予算やライフスタイルに合わせたプランを選びましょう。