新型コロナウイルスの流行で、よく「ソーシャルディスタンシング」という言葉を耳にするようになりました。
でもいったい、「ソーシャルディスタンシング」ってなんなの?と思っている人も多いのではないでしょうか。
ソーシャルディスタンシングとは
ソーシャルディスタンシングとは、人と人との物理的距離を保つ試みです。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにソーシャルディスタンス(社会的距離)を取るように求められています。
参照:WHO(Basic measures against the new coronavirus)
新型コロナウイルス拡大防止のために一人一人ができる基本的なこと
- 人混みを避ける(コンサート、人が多い会場、会議やフェスティバルなど)
- 握手などの挨拶を避ける
- ハイリスクにある人との接触を避ける(例:お年寄りや健康状態の悪い人)
- 可能な限り人との間に最低でも腕2本分(約2m)の距離を保つ
参照:カナダ政府ウェブサイト(Social Distancing)
ソーシャルディスタンシングの実行方法
- 握手やキス、ハグの代わりに手を振るなどして挨拶する
- 食事や娯楽も含め、可能な限り自宅にいるようにする
- 買い物・公共交通機関はピーク時以外に利用する
- バーチャルミーティングを利用する(テレビ電話など)
- 子供のためにバーチャルプレイデートを企画する
- テクノロジーを使って友達や家族と連絡を取る
もし可能なら、
- フードデリバリーやオンラインショッピングを利用する
- 自宅や野外でエクササイズをする(ジムなどを避ける)
- 自宅で仕事をする
参照:カナダ政府ウェブサイト(Social Distancing)

【2021年1月更新】カナダ入国制限、緊急経済対策などについてのまとめ
世界的な新型コロナウイルスの拡大に伴い、各国で渡航制限や入国制限が始まりました。
3月16日、ドルドー首相は記者会見で入国制限措置について発表しました。
現在のカナダ国内の感染者数、政府の対応などまとめました。
状況は日々変化...
さいごに
カナダでは州によって対応は異なりますが、
- 葬式や結婚式、礼拝を含む50人以上の集会を中止
- ジムやプール、美術館、コミュニティセンター、カジノ、子供のプレイセンター、娯楽施設などの利用禁止
- バーやナイトクラブの利用禁止
- レストラン、カフェ、フードコートなど最大収容可能人数の50%まで、かつ50人以下の客が利用可能
- ビュッフェ式レストランは閉鎖
- 待機的手術の延期
などの措置が取られており、ソーシャルディスタンシングの重要性がわかります。
現在カナダの感染者が多い市では、人と人との距離が近くなってしまう美容院やネイルサロンや衣料品を扱う店などに休業を要請しています。
私が住む地域でも、休業している店や施設が多く、営業中の店でも営業時間を短縮するなどの対策が取られています。
できる限り自宅にいること、外出する必要がある際はソーシャルディスタンスを徹底して感染拡大防止に努めましょう!